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入れ歯 [老化]


 「インプラント治療では、粘膜の下に人工の根を埋め込むので、
粘膜の上で行う虫歯治療や入れ歯、ブリッジとはリスクが違います」と、
日本口腔インプラント学会は言います。



 歯が失われた歯槽骨にドリルで穴を開けて、人工の根になる金属の軸をねじ込んで土台を作ります。
木の板に木ねじを入れて物理的な力で固定するのとは異なり、
生きている骨が金属のネジと結合していきます。

この結合がインプラント治療の肝心なところ。
結合が安定するには、下あごで2~3か月、
上あごで3~4か月かかります。

 ここから先は通常の歯科の治療です。
型を取って、人工の歯を作って人工歯根の上に固定し、
かみ合わせを調整して完成。
歯を1本、2本と失った場合ばかりではなく、すべてなくなっても、
歯茎に2~4本の人工の根を埋めて、そこに着脱できる総入れ歯などを固定すれば、
ずれずに噛みやすい入れ歯ができます。

 インプラントの優れたところは、
あごに根を埋めることで、その上に1本の歯をのせるだけではなく、
多様な治療が考えられるところです。


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脳の老化 [老化]

 老化を抑える働きを持つ脳内の神経細胞をマウス実験で特定した。
この神経細胞を操作して老化を遅らせ、寿命を延ばすことにも成功しており、
5年以内に人での臨床応用を目指すという。

 哺乳類の視床下部にある「Ppp1r17神経細胞」に注目した。
遺伝子操作でこの神経細胞の働きを強化したところ、
何も操作しなかったマウスより寿命が7~8%延びた。

 運動量も通常の1・5~2倍に増加したという。

 この神経細胞は脂肪細胞を刺激し、
老化を抑える働きがある「 eNAMPTイーナムピーティー 」と
いう酵素を分泌させる。
加齢とともにこの神経細胞の働きが衰え、
老化が進むと考えられるという。

 「人間でも同様の仕組みがあるか確かめ、
抗老化の治療法の実現に向け、研究を進めたい」と語る。

 
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