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薬と毒 [医食]

 人間は数千年にわたり「その辺に生えてる草を食べたら、
なぜか症状が改善した」という経験を積み重ねてきました。
いわば人体実験のようなことを繰り返して、薬と毒の知見を得てきたのです。
それが現代にまで伝わる漢方医学の基礎となっています。

 西洋薬は科学的に分析され、有効成分を均一に含有しており、有効性と安全性が担保されています。一方、漢方薬は非科学的なルーツを持ち、さまざまな成分の混合物で、
常に同じ成分量を含むとは限らないものです。
 ただ、もちろん国の承認を受けて製造販売がなされている医薬品ですので、
いわゆる健康食品を含む食品とは一線を画すものです。

 そもそも漢方薬も西洋薬も、いずれも人体から見れば体外の物・異物です。
西洋薬と漢方薬とではルーツもエビデンス確立の方法も異なりますが、
人間の体内にない成分を取り入れることによって、
身体に何らかの影響を与え、症状が改善する、
もしくは有害事象が起こるという点は同じです。
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