SSブログ
前の10件 | -

介護義務 [介護]

 
 スウェーデンでは、親を介護する義務は法律になく、親の介護は「完全なる子どもの自由意思」です。また、「社会福祉法」には、「高齢者介護・保護は社会福祉を担う市町村の責任で行われる」とあり、家族はその責任を求められません。
 しかし、病気の子どもは親にケアされる権利があり、親は社会保障費をもらって入院中の子どもに付き添います。

 このように、「介護離職」のない国では、親は子どもに頼らずに社会保障を得て高齢期を生きていく覚悟が必要です。
私がスウェーデン人の同僚に「将来、娘におみそ汁くらいは作ってもらいたいな」と言ったら、「彼女がしたければね」と言われました。
「親だからといって作ってもらえる国ではない」と、今から心しておく方がよいということです。

 スウェーデン人は、長年税金を払い続けてきたのだから社会保障は権利であると、
保障を受けることに堂々としています。
そして、国の政策を信頼しています。
 そのため、家族に頼ろうという姿勢の高齢者には出会ったことがありません。
高齢者はみな「自分らしい人生をできるだけ自分の力で送りたい。
 できないことは公共の支援を使い、自分のことは自分で決めたい」と言います。

nice!(0)  コメント(0) 

入れ歯 [老化]


 「インプラント治療では、粘膜の下に人工の根を埋め込むので、
粘膜の上で行う虫歯治療や入れ歯、ブリッジとはリスクが違います」と、
日本口腔インプラント学会は言います。



 歯が失われた歯槽骨にドリルで穴を開けて、人工の根になる金属の軸をねじ込んで土台を作ります。
木の板に木ねじを入れて物理的な力で固定するのとは異なり、
生きている骨が金属のネジと結合していきます。

この結合がインプラント治療の肝心なところ。
結合が安定するには、下あごで2~3か月、
上あごで3~4か月かかります。

 ここから先は通常の歯科の治療です。
型を取って、人工の歯を作って人工歯根の上に固定し、
かみ合わせを調整して完成。
歯を1本、2本と失った場合ばかりではなく、すべてなくなっても、
歯茎に2~4本の人工の根を埋めて、そこに着脱できる総入れ歯などを固定すれば、
ずれずに噛みやすい入れ歯ができます。

 インプラントの優れたところは、
あごに根を埋めることで、その上に1本の歯をのせるだけではなく、
多様な治療が考えられるところです。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

脳の老化 [老化]

 老化を抑える働きを持つ脳内の神経細胞をマウス実験で特定した。
この神経細胞を操作して老化を遅らせ、寿命を延ばすことにも成功しており、
5年以内に人での臨床応用を目指すという。

 哺乳類の視床下部にある「Ppp1r17神経細胞」に注目した。
遺伝子操作でこの神経細胞の働きを強化したところ、
何も操作しなかったマウスより寿命が7~8%延びた。

 運動量も通常の1・5~2倍に増加したという。

 この神経細胞は脂肪細胞を刺激し、
老化を抑える働きがある「 eNAMPTイーナムピーティー 」と
いう酵素を分泌させる。
加齢とともにこの神経細胞の働きが衰え、
老化が進むと考えられるという。

 「人間でも同様の仕組みがあるか確かめ、
抗老化の治療法の実現に向け、研究を進めたい」と語る。

 
nice!(0)  コメント(0) 

減塩 [血圧]

 
 食事からの食塩の推奨摂取量をめぐっては、
血圧の食塩感受性(SSBP)に個人差があることから議論が続いている。
さらに、降圧薬を服用している高血圧症患者において、
食事から摂取する食塩が血圧に及ぼす影響については十分に研究されていない。

 そこでGupta氏らは、食塩摂取に伴う血圧の変化や、
ベースラインの血圧および降圧薬の服用状況による影響などを検討する
クロスオーバー試験Coronary Artery Risk 
Development in Young Adults(CARDIA)-SSBPを実施した。

 対象は、2021年4月~23年2月に米国2都市で登録された
50~75歳の213例(年齢中央値61歳、女性65%、黒人64%、白人33%)。

 血圧の内訳は正常血圧が25%、降圧薬でコントロールされている高血圧が20%、
非コントロールの高血圧が31%、未治療の高血圧が25%だった。

 ベースラインの診察後に、高塩分食(通常の食事に1日約5.6gの食塩を追加)と
減塩食(1日約1.3gの食塩)を1週間ずつ交互に摂取した。

 診察は登録時、ベースライン時、第1週終了時、
第2週終了時の4回に加え、その後1週間間隔で3回実施した。

 主な除外基準は、登録時の収縮期血圧が90~160mmHg、
拡張期血圧が50~100mmHgに当てはまらない場合、
治療抵抗性高血圧、高塩分食または減塩食の禁忌とした。


 主要評価項目は、24時間自由行動下血圧測定(ABPM)による収縮期血圧および拡張期血圧の平均値、平均動脈圧、脈圧とした。intention-to-treat(ITT)解析、事前に規定したサブグループ解析を実施。SSBPについては、高塩分食摂取時と減塩食摂取時で平均動脈圧が5mmHg以上低下した場合を「食塩感受性あり」とした。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

薬と毒 [医食]

 人間は数千年にわたり「その辺に生えてる草を食べたら、
なぜか症状が改善した」という経験を積み重ねてきました。
いわば人体実験のようなことを繰り返して、薬と毒の知見を得てきたのです。
それが現代にまで伝わる漢方医学の基礎となっています。

 西洋薬は科学的に分析され、有効成分を均一に含有しており、有効性と安全性が担保されています。一方、漢方薬は非科学的なルーツを持ち、さまざまな成分の混合物で、
常に同じ成分量を含むとは限らないものです。
 ただ、もちろん国の承認を受けて製造販売がなされている医薬品ですので、
いわゆる健康食品を含む食品とは一線を画すものです。

 そもそも漢方薬も西洋薬も、いずれも人体から見れば体外の物・異物です。
西洋薬と漢方薬とではルーツもエビデンス確立の方法も異なりますが、
人間の体内にない成分を取り入れることによって、
身体に何らかの影響を与え、症状が改善する、
もしくは有害事象が起こるという点は同じです。
nice!(0)  コメント(0) 

匂いに過敏 [医食]

「匂いに過敏になってしまって、食事がすすまない」。

 実際、抗がん剤治療の副作用で匂いに過敏になってしまって、食欲がおちた人へのメニューです。

 アイスをはさんだサンドイッチは、ひんやりと口当たりがよく、ほど良い甘さが、
この匂いに過敏になってしまって、食欲がおちた人に好まれました。

 嗅覚の障害は、抗がん剤治療の副作用であったり、
生まれつきの疾患の影響であったり、認知症であったりと原因は様々ですが、

 どんな原因にしても、匂いを感じすぎるために食事がとれなくなっているのなら、
それは低栄養リスクを抱えているといえます。

 匂いを感じにくくする方法として、匂いの少ない食材を利用する。
冷たいものを提供するといった方法があります。
食欲不振を伴うことが多いので、今回のレシピのように提供するときにも、
一口大にする、くちどけの良いものにするなどの配慮があると
より食べやすくなります。

 冷凍庫から出したばかりの時は硬くて食べにくいので、
室温に少しおいて、お好みの軟らかさになったら食べましょう。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

梅干しの謎 [医食]

 人間の体はPH7の弱アルカリ性体質が
健康体の印しと言われています。

 産まれたときの赤ん坊は弱アルカリ性体質で蚊に刺されません。
しかし、年が経ち肉食などの酸性食品を
摂るようになると酸性体質になり、生活習慣病の原因になります。

 そんな生活習慣病患者ばかりの現在、酸性食品ながら、
唾液で咀嚼され体内に入ると、
弱アルカリに変化し血液をサラサラにするのが「梅干し」です。

 縄文時代から日本人に食べられている「梅干し」。
一日に一粒は食してください。
必ず、唾液で咀嚼することが基本です。
お子様の健康のためにお勧めします。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:育児

海藻と美肌効果 [美容]



  古くから、ノリ、ワカメ、昆布、もずくなどの海藻が体にいいといあれている。ヨードが豊富に含まれる昆布は、バセドウ病の特効薬とされ、命を養う「神仙薬」として珍重されていた。

  ここ数年の新しい研究で、海藻にはほかにも有効成分があることが明らかになってきた。褐藻類のガゴメコンブやもずくなどに、胃潰瘍の原因となるピロリ菌をやっつけるなどの抗腫瘍活性がある。

  アマノリから得られるある種のペプチド(アミノ酸が数個つながった物質)には血圧を低下させる作用がある。だが、薬のような効果を期待するには相当量の海藻を食べなければならない。

  野菜は育った土壌のミネラル類を含んでいるが、広大な敷地で大量生産された野菜は、有機農法で作られたものと違って、ミネラルが不足しているのではないかと危惧されている。

  有史以前に何度か海に沈んでいる日本のような島国の土から作られた野菜と、大陸のものとではミネラルバランスが違うはずである。こういう問題とは関係のない海藻を日本人の食卓に取り入れることは大変重要なことである。

  海藻のミネラル量は野菜をしのぐ。
例えば、ワカメとホウレン草を比べてもワカメの方が勝っている。また、陸上の植物はリンやカリウムなど、その植物自体が最も必要なものを選択的に多く取り込んでいるが、海藻にはミネラル類がバランスよく含まれているのが特徴だ。

  昆布ダシにしてもミネラルは十分に摂取できる。海藻に含まれる食物繊維とミネラルの、海藻特有のヌルヌル部分は水溶性の食物繊維で、肌に吸着させ様々な老廃物をはぎ取る働きもある。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:美容

海藻と健康 [医食]



 日本では昔から、ノリ、ワカメ、昆布、モズクなどの海藻類が人間の体に良いといわれている。
 たとえば、ヨードが豊富に含まれる昆布は、バセドウ病の特効薬とされ、命を養う「神仙薬」のひとつとして珍重されてきた。
 近年は、海藻は食物繊維が豊富で、カロリーが低く、生活習慣病やダイエットに効果があると注目されている。具体的には次のような効用がわかってきた。

 【高脂血症】は血液中にコレステロールがたくさんある状態。
このコレステロールは脂肪や油を消化、吸収するときに必要な「胆汁酸」の原料となる。つまり、胆汁酸はコレステロール代謝の終末産物としてコレステロールを便中に排泄する役割も行っている。

 食物繊維が腸内にあれば、胆汁酸などが体外にスムーズに排出され、代謝が順調に進む。

 【糖尿病】は膵臓のインスリン分泌が少なかったり、出なかったり、それが働かなかったりで、血液中のブドウ糖が使われず、ダブついてしまう状態。
 腸に食物繊維が豊富にあると、食物の吸収に時間がかかるため、インスリンが分泌される時間も長くなり、血液中のブドウ糖が使われて血糖値が下がる。

 【高血圧】は塩分を摂り過ぎると、塩の成分のナトリウムが水分とともに血管の細胞内にドンドン入り、その結果、血管を収縮させて血圧が上がる。
 食物繊維に含まれるカリウムは、細胞内にナトリウムが増えるのをストップさせ、血圧上昇を抑える働きがある。

 【ダイエット】海藻は水分が多く、単位重量当たりのエネルギーが少ない。また、海藻は胃腸の中に長い間、滞留するので、満腹感が長く続く。その結果、ほかの物を食べる量が減ることから、ダイエットにつながるのである。

 海藻は少量でも毎日欠かさず食べると、健康を保つことができる素晴らしい食物である。



タグ:海藻
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:美容

タウリンにの血小板凝集抑制作用 [医食]



 魚介類に含まれるアミノ酸の一種であるタウリンには血小板凝集抑制作用もあり、コレステロール値の低下作用との相乗効果で、動脈硬化の抑制が期待できる。また、脳内では神経伝達物質として脳神経の興奮を抑え、精神に落ち着きをもたらす方向に働く、タウリンを摂取させてから脳波を測定すると、α波が増えるそうだ。

 ほかにも抗酸化作用や解毒作用などが確認されている。これらの作用が相まって各種の生活習慣病改善に好影響をもたらすと考えられている。主に動物実験の結果から期待される効果を病気別にあげると次のようになる。
 【糖尿病】1型糖尿病では、インスリンの分泌低下を緩和し、
  高血糖状態を改善して、網膜症などの合併症を抑制する。
 【虚血性心疾患】顕著な心筋保護作用や強心作用。
 【各種ガン】ガンの発症を抑制する・・・などである。

 タウリンは植物以外のほとんどの生物に存在するが、なかでも魚介類に多い。たとえばシジミ貝。シジミ貝は淡水、海水、淡水と海水が混じった汽水のどこでも生きられる。が、タウリン含有量は生育域によって大きく違う。汽水域のシジミは淡水域の10倍も含有し、海水域のシジミはさらに多い。塩分濃度が高くなるほどタウリン量が増えるので、魚も川魚より海水魚が勝っている。

 もちろん、肉より魚だ。イカはコレステロールも多いが、タウリンはその2倍以上含まれているので安心して食べていい。

 では、一日の摂取量はどれくらいか。動物実験の結果から換算して、成人は700~800mgを摂取するよう勧めている。にぎり寿司1人前で1000mgを超えるというから、魚好きの人なら簡単にクリアできる。ただ、タウリンは水溶性なので、水にさらすと失われていく。とくに貝類は剥き身にすると含有量が減るため、味噌汁などにして汁を飲むことだ。タウリンの必要量は年齢や体の状態によって違うが、乳幼児や高齢者は成人者より多く摂取した方がいい。体内で使われて余ったタウリンは排泄されるので。取り過ぎを懸念することは無用である。



前の10件 | -